やめてみる日記

なんとなくの餃子を、やめてみる

amelie_writer
—自分のために料理をつくる、しあわせ—

この日記は、食事と丁寧に向き合うことで、心と体が喜んでいるのを感じた、とある日の出来事です。


「餃子」の魔力

スポーツを楽しんだ、ある日の帰り道。
その日は鶏むね肉のサラダボウルを作るつもりだった。

ところが、運転中に並走してきたトラックの荷台に、大きく「餃子」の文字が──。
その瞬間、私は猛烈に餃子が食べたくなった。

「いやいや、サラダボウルにするんだよね」
「でも、餃子はわたしの大好物だよ。しばらく食べてないわけだし」

……これはきっと、今日は餃子の日にしようという神のお告げでは? などと
自分に都合よく解釈しながら、気づけば8割がた「餃子を食べに行く」気持ちになっていた。


どの餃子にしよう?

さあ、そしたらどこで食べようか。
なんだかワクワクしてきた。

チェーン店の餃子屋さんはどうかな?
うーん、でも冷凍かもしれないな。せっかくなら手作りがいい。

あの町中華のお店? きっと手作り餃子だろうな。
でも……使ってる油が気になる。古い油だったら避けたいな。

お惣菜が美味しいと評判のお店は?
でも前に見たとき、パッケージにいろいろ添加物が書いてあったっけ……。

考えた末に、やっぱり今日は餃子じゃなく、
予定通り鶏むね肉のサラダボウルを作ることにした。


最高のサラダボウル

帰宅後、気を取り直してサラダボウルを丁寧に仕立てる。
レタス、アボカド、スナップエンドウ、アスパラガス、ミニトマト。
作り置きのゆで卵、キャロットラペ、鶏むね肉に、刻んだナッツをぱらり。

オリーブオイルとハーブ塩、レモン汁で簡単なドレッシングを作る。

すべての食材を自分で選んで、自分で調理して、
好きな見た目、食感、味つけ、香りに仕上げた一皿。
私にとって完璧なサラダボウルができあがった。

自分のために、自分好みに作ったんだもの。
美味しいに決まってる。

そして、私にとっての「美味しい」は、
「安心できること」なのだと、改めて思った。

最高のサラダボウルを、私は時間をかけて、ゆっくりと味わった。


餃子は、また今度

餃子は、あらためて自分で一から作ろうと思った。
手間はかかるけれど、まとめて作って冷凍しておけばいい。

皮も、ひき肉も、野菜も、調味料も、油も。
自分で選んで、自分で調理して、
わたしだけの最高の餃子をつくろう。

こうして、体に取り入れるものを丁寧に選んでいくと、
本当に、体が喜んでいるのがわかるようになる。


影響を受けた一冊

『自分のために料理を作る』 星野概念/山口祐加

私の「食」への意識が大きく変わったのは、
この本に出会ってからかもしれない。

それまでの私は料理が苦手で、
どちらかというと面倒に感じていたけれど、
「自分をよろこばせるんだ」と考え方をシフトしてから、
料理が楽しくなったし、食事が楽しみになった。

上手じゃないかもしれない。
だけど、自分の心と体が満たされていたら、
上手いか下手かなんて、ほんとうはどうでもいいことなんだなって思った。

True satisfaction comes not from craving, but from choosing with care.
(ほんとうの満足は、欲に従うことじゃなく、丁寧に選ぶことから生まれる。)


me / a.mélie
a.mélie
a.mélie
小さな気づきの日記|a.mélie
静かな日々の中で、ふと心が動いた瞬間を綴っています。 わたしにとっての「やめてみたこと」や「気づいたこと」は、 暮らしを軽くし、心を自由にしてくれました。 ここはそんな、小さな気づきの記録帳です。
記事URLをコピーしました