過剰なスキンケアを、やめてみる

〜人それぞれでいいという気付き〜
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美容に熱心になることは素敵なこと。
でも「これは本当に私に必要かな?」と立ち止まってみることも、ときには大切だと思う。
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田中みな実さんへの憧れ
大好きな田中みな実さん。
わたしはずいぶん前から彼女のファンだ。
きっかけは、ラジオ番組「あったかタイム」。
彼女はいつでも真っ直ぐで、すべてのことに全力投球。
柔らかい雰囲気とは裏腹に、実は“根性”で生きている感じがして、とても尊敬している。
美容のプロといわれる彼女に憧れて、わたしも美容グッズや化粧品を次々と試し始めた。
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「みな実買い」で気づいたこと
1年ほど「みな実買い」(田中みな実さん愛用の化粧品を真似して買うこと)を続け、食生活も真似してみた。
たとえば朝食は「旬の国産フルーツ」。
確かに体調も肌の調子も前より良くなった気がする。
ただ──お金も時間も、あまりにかかりすぎた。
給料のほとんどを美容に費やし、他にやりたいことを我慢。
毎日のスチーマーや美顔器、入念なケアで時間も奪われていた。
「この化粧品も、この時間も、ほんとうに私に必要かな?」
そう思い、一度立ち止まって考えることにした。
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自分にとって大切なこと
みな実さんは女優。美しくあり続けることもお仕事。
けれどわたしはどうだろう。
・自分で「いいな」と思えること
・人から見て清潔感があること
この2つさえ満たせば、それで十分なんじゃないかな。そう気づいた。
肌や健康に関する本を読み、自分なりの基準を定めて、ほとんどの“みな実買い”を手放すことにした。
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シンプルに切り替えて得られた満足感
あれから数年。
いまのスキンケアは、ドラッグストアで買える化粧水・クリーム・日焼け止めの3つ。
メイクは石鹸で落とせるものにして、簡単に。
食事は「自分の体に合うもの」を意識するだけ。
とても楽になったし、今の自分と暮らしに満足している。
たとえ何十年後かに、同年代の友人よりシワやシミが多かったとしても、きっと後悔しない。
大事なことは人それぞれ。
わたしは「自分が大切にしたいこと」に気づけて、本当によかったと思う。
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関連する一冊
『GOROGORO KITCHIEN 心満たされるパリの暮らし』
著:井筒麻三子
フランスに移住した著者によるエッセイ。
フランス人は太陽の尊さをよく知っていて、日焼けなんて気にせず、太陽のもとで過ごす時間を心から楽しんでいるそう。
この本を読んで、「毎日を笑顔で過ごせることこそ、いちばんの幸せなんじゃないか」と気づかされた。
それは「過剰な美しさを追い求めなくても、自分らしくいればいい」という今回の気づきにもつながっている。
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田中みな実さんのことは、今も変わらず大好きだ。
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Everyone shines brightest when they choose their own way.
(誰もが、自分の道を選んだときに、いちばん輝ける。)