やめてみる日記

明日があたりまえに来ると思うのを、やめてみる

amelie_writer

朝の光のように、いまを生きよう

冬の静かな朝、一本の連絡があった。
友人は遠くに住んでいて、数年に一度会える程度だった。

彼は真面目で誠実な人だった。
仕事も家族も大事にして、
誰かのために精一杯頑張っているように見えた。

わたしも彼も、それぞれの場所で、
普通に暮らしていて、
普通にいろいろ頑張って、
普通に時々楽しみがあって――。

前回会ったときも「じゃあ、またね」って、
あたりまえに次があると思っていた。

わたしはまだ身近な人を亡くしたことがなかった。
だから「死」というものを、
ほんとうに感じたことも、
考えたこともなかったのかもしれない。

彼は一体、どんな気持ちで旅立ったのだろう。
「急だったけど、いい人生だったな」って思えただろうか。

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怠惰な一日でも、
一生懸命な一日でも、
ただただ楽しい一日でも、
一日一日を生ききろう。

限りある時を生きていることを、
いつも忘れずにいよう。

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「成熟とともに限りある時を生きる」
ドミニック・ローホー

改めて読み直したこの本が、
深いところに、静かに刺さった。

このような深さを軸におきながら、
軽やかに生きていけたらいいなと思う。

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Each sunrise is a gift, not a guarantee.
(朝を迎えられることは、約束ではなく、贈りもの。)

me / a.mélie
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小さな気づきの日記|a.mélie
静かな日々の中で、ふと心が動いた瞬間を綴っています。 わたしにとっての「やめてみたこと」や「気づいたこと」は、 暮らしを軽くし、心を自由にしてくれました。 ここはそんな、小さな気づきの記録帳です。
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