シャクティマットで整える
――自律神経を、少し理解できた日――
自律神経という言葉は、聞いたことがあったけれど、なんのことだかよくわかっていなかった。
そもそもわたしは、小さいころから腸の調子が安定しない。
そのことに、ずっと困っていた。
原因を探るなかで出会ったのが、「自律神経」という考え方。
言葉の意味を理解し、その重要性を知ってから、自律神経を整えるための、さまざまな実験をくりかえしてきた。
そうして辿り着いたのが、シャクティマットだった。
自律神経って、なんだろう
自律神経の専門医である、小林弘幸さんの本によると、自律神経とは、わたしたちが持ち合わせている、2つの神経のこと。
・交感神経
・副交感神経
この2つ。
交感神経は、車でいうとアクセルを踏んでいる状態。
副交感神経は、ブレーキを踏んでいる状態。
この2つが、綱引きをしているイメージすると考えやすいなと思う。
日中は交感神経のほうが強いのが良くて、夕方から夜にかけては、副交感神経のほうが強いのがいいらしい。
そうやって1日を通して、この2つの神経のバランスをとっていくことで、からだは、すこやかに機能していくようだ。
現代のわたしたちは、交感神経が過剰になってしまう世の中で暮らしているようだ。太古の昔と比較すると、刺激が圧倒的に多い。
この状態のまま、眠りに入ろうとしても、当然良い睡眠は得られない。
試してきた、いろいろな工夫
わたしは良い睡眠のために、いろいろ試してきた。
・夕食はできれば寝る3時間前までに(消化のよいものを)
・就寝の数時間前から、照明を少し落とす、スマホやPCは控える
・就寝の90分前にお風呂に入る
・就寝前のストレッチやヨガでリラックス
……よく言われていることだし、これが良いこともわかっているんだけど。
日々生活があるなかで、これらを毎日きちんとやるのは、むずかしい。
そんな時に耳にした、「シャクティマット」。
針のようなものがたくさんついたマットに、20分程度横たわることで、自律神経が整う、というもの。
無駄な買い物はできるだけしたくないわたし。本当に自分に必要なものか、散々調べた。
納得できたので、思い切って購入した。
初めてのシャクティマット
上半身は裸で横たわる。
当然、痛い。痛すぎる。
使い方、合ってるかな。
ほんとうに大丈夫かな。
背中と首のうしろから、血が吹き出したりしてないかしら。
いたいいたい……。
でも頑張ってすこし様子をみよう。
10分くらいたったころだろうか。
この痛みになれてくる。
あ、なんか大丈夫そうだな。
ちょっと安心したら、体の力が自然とぬけた。
体をマットに預けていた感じ。
そうすると、なんだか心地よくなってきた。
こわばっていたり、力んでいた体全体の力が、マットが吸収してくれるようなイメージ。
そしてその後、なんとも不思議なことが起こった。
なんというか、体はマットの上なのに、意識だけが体から抜け出した感じ。
わたしはスピリチュアルなことはあまりわからないけれど、「幽体離脱って、こういうことなのかなぁ」とぼんやり思った。
そしてそれは、ふわふわとして、なんとも言えない、恍惚感のような、そんな感じなのだ。
20分が適正らしいので、やさしい音のアラームをかけておき、わたしは起き上がる。
それから
そして、そのままベッドへ。
ベッドに入ったときの感覚が、いつもと違うことに驚いた。
体がベッドに深く沈み込むような感覚になるのだ。
そこで、「ああ、いつもわたしのからだはこわばっていたんだな」と気づく。
そして、その心地よさを感じたまま、自然と眠りにつく。
深く眠れる。
朝が清々しい。
それから毎日のように使っているけれど、変わらず心地よい。
わたしはあたらしいものに、なかなか手を出さないのだが、ときにはこうして、試してみることって、大事だなと思った。
世界中の様々な作り手のかたがた、日々努力されて一生懸命に作ったもの。
わたしは作り手ではないから、恩恵を預かり、感謝を思うことくらいしかできないけど。
こうしてほんとうに良かったものは、まわりのひとにシェアできるような、そしてみんながしあわせになれるような、そんな日記をここで書いていきたいのかもしれないと、あらためておもった。
I can only borrow the gifts others have made, and pass the joy along.
(誰かがつくってくれた恵みを、そっと受け取り、そのしあわせを分けていく)
シャクティマット

